このブログは、発達障害児のてれれ(発達障害-自閉性スペクトラム症)の子育てブログではありますが、今回は、タイムリーな情報なので2023年に公開される最新のゲゲゲの鬼太郎の映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』について皆さんにも紹介できれなと思っています。
実は、ゲゲゲの鬼太郎は、てれれのお姉ちゃんのはっちゃんが大好きでして、齢4歳からゲゲゲの鬼太郎のコミックを読み始めるくらいののめりこみぶりなのです!
鬼太郎への熱中は凄まじく、2018年最新の『ゲゲゲの鬼太郎』のアニメは全てリアルタイムで視聴していますし、過去のアニメについてもちらほらときかっけがあればチェックしています。
そして、それだけでなく、自身も鬼太郎のようになりたいと、妖怪本舗で鬼太郎のちゃんちゃんことリモコン下駄まで手に入れ、さらにはお母さんに目玉の親父までつくってもらって、鬼太郎になりきってしまうくらい大好きなのです。
先日は、『ゲゲゲの鬼太郎の妖怪影絵劇フェスティバル』にも遠征してきました。鬼太郎コスプレで影絵の鬼太郎と一緒に共演?してきました。
それぐらいに大好きな鬼太郎なので、当然、最新のゲゲゲの鬼太郎の映画が公開されるとなれば、劇上に駆け付けないわけにはいきません。
というわけで、今回は予習の意味も込めて、2023年のゲゲゲの鬼太郎の最新映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』の公開時期、あらすじ、監督・キャストなどを鬼太郎の1ファンとして紹介していきたいと思います!
ゲゲゲの鬼太郎のアニメは、U-NEXTでも視聴することができます。
映画を見る前の予習として、あるいは見た後の復習として見てみるのはいかがでしょうか♪
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ゲゲゲの鬼太郎『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』はいつ公開されるの?
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』は、11月17日金曜日に公開されます。
私たちは12月9日に劇場に観に行ってきたのですが、予約がいっぱいで一番前の席で見ました。
首が痛かったです(笑)
ゲゲゲの鬼太郎『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』のあらすじは?
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』のあらすじを映画公式サイトから抜粋しました。
廃墟となっているかつての哭倉村に足を踏み入れた鬼太郎と目玉おやじ。
目玉おやじは、70年前にこの村で起こった出来事を想い出していた。
あの男との出会い、そして二人が立ち向かった運命について…昭和31年―日本の政財界を裏で牛耳る龍賀一族によって支配されていた哭倉村。
血液銀行に勤める水木は当主・時貞の死の弔いを建前に野心と密命を背負い、また鬼太郎の父は妻を探すために、それぞれ村へと足を踏み入れた。
龍賀一族では、時貞の跡継ぎについて醜い争いが始まっていた。
そんな中、村の神社にて一族の一人が惨殺される。
それは恐ろしい怪奇の連鎖の本当の始まりだった。
鬼太郎の父たちの出会いと運命、圧倒的絶望の中で二人が見たものは―
気になるストーリーですが、水木しげるの漫画原作を読んでいる方はもうお気づきになっていると思うのですが、漫画原作とは異なっています。
さすがに、昭和の時代に描かれた世界や価値観でそのまま描いてしまったのでは、今、ゲゲゲの鬼太郎を再び映画化する意味が少しばかり薄くなってしまうかもしれません。(それはそれで懐かしいので私は好きですが……。)
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』の原作は何?
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』の原作は、2018年に制作された『ゲゲゲの鬼太郎』の第6期の世界観と、貸本漫画時代の『墓場鬼太郎』の『幽霊一家』、『幽霊一家 墓場の鬼太郎』を参考にしながら新たな物語がつくられている、とのこと。
ゲゲゲの鬼太郎といえば、毎回話題になるのが猫娘(ねこむすめ)のビジュアルですが、今回もねこ娘はきちんと登場するようで、どんな姿のねこ娘が出てくるのか気になりますね。
……と思ったら、どうやら鬼太郎第六期と同じ時間軸で語られるストーリーのようで、あの可愛らしく綺麗な猫姉さんのビジュアルでした!
貸本漫画時代の原作を使って、ゲゲゲの鬼太郎を映画化というと胸が高鳴ります。
令和の今、墓場鬼太郎がどんなテイストで描かれるんだろうか。
そこは、やはり、監督と脚本の作家性によって左右されることになるでしょう。
で、実際見てきたところ、メチャクチャに良かったです。
『ゲゲゲの鬼太郎』は、アニメも映画も、かなりチェックして見てきた方だと思うのですが、今回の映画は過去から現在までで、個人的には最高傑作と呼んでも差し支えのない出来栄えでした!
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』の監督は誰?
肝心の監督、監督が作品の全体的なテイストを決めると言っても過言ではないくらいに大事な監督。
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』の監督は、古賀豪さんです。
古賀豪さんってどんな人なの?
という方のために、古賀豪さんの近年の代表作をまとめました。
【古賀豪さんの携わった代表的な作品】
・ワールドトリガー 異世界からの逃亡者(2016年、絵コンテ)
・デジモンユニバース アプリモンスターズ(2016年-2017年、シリーズディレクター)
・ゲゲゲの鬼太郎(第6シリーズ)(2018年、演出)
・ワールドトリガー2ndシーズン(2021年、演出)
・ONE PIECE ねじまき島の冒険(2001年、助監督)
・劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!(2008年、監督)
・手塚治虫のブッダ -赤い砂漠よ!美しく-(2011年、演出)
・鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年、監督)
御覧のように、古賀豪さんの携わっている作品の特徴としては、かなりメジャーな作品であること。
そして、ゲゲゲの鬼太郎に関しては『日本爆裂』からの続投になる、ということです。
また、古賀豪さんの監督第一作目である『劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!』のAmazonレビューは気持ちレビュー少なめかな、とは思いますが、概ね良い評価。
興行収入も4.2億円を稼ぎだしているということで、制作費がいくらなのか分からないのですが、古賀豪さんが続投するということは黒字だったのだろう、と思われます。
古賀豪監督が自身で監督している作品は、
・劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!
・鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
の2つになるわけですので、今後の古賀豪さんは『ゲゲゲの鬼太郎の監督』というイメージが定着することになりそうですね!
個人的には、『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』は古賀豪監督史上最高の作品になったんじゃないか、と私自身は思います。
今後、古賀豪監督が携わる作品は、私自身チェックしていくだろうなーと思うくらいに良かったです。
で、パンフレットも買おうと思っていたのですが、なんと……、映画館では全部売り切れの状態!
メルカリで買おうと思ったのですが、メルカリでもかなり高値で取引されています。
しばらくして、もう少し安くなったら、絶対に手に入れるぞ~!!
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』の脚本は誰?
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』の脚本は吉野弘幸(よしのひろゆき)さんです。
吉野弘幸さんは、ゲゲゲの鬼太郎第6期の脚本を担当している方の1人です。
なので吉野弘幸さんに関しては、6期からの続投と言えるでしょう。
ちなみに、ゲゲゲの鬼太郎の6期は、インターネットやSNSが普及した現代を舞台にしており、スマホやYouTubeなどが物語における重要な役割を果たしています。
ストーリーも現代社会に対する風刺的な要素が多く、現在を生きる私たちに問題を投げかけるような深みのある作風が人気を集めており、ギャラクシー章も受章しています。
■ギャラクシー章
NPO法人放送批評懇談会が「日本の放送文化の質的な向上」を目的として、「放送局や制作者など製作側からの応募作品(自薦)」、「会員からの推薦作品(他薦)」という2つの審査対象の中から優秀番組・個人・団体を顕彰する賞
では、ゲゲゲの鬼太郎以外に、吉野弘幸さんは今までどのような作品の脚本を手がけてきたのでしょうか。
【吉野弘幸さんが脚本を手掛けた代表的な作品】
・舞-HiME(2004年、シリーズ構成・脚本)
・機動戦士ガンダムSEED DESTINY(2004年、脚本)
・コードギアス 反逆のルルーシュ(2006年、副シリーズ構成・脚本)
・マクロスF(2008年、シリーズ構成・脚本)
・コードギアス 反逆のルルーシュR2(2008年、副シリーズ構成)
・黒執事(2008年、脚本)
・ソ・ラ・ノ・ヲ・ト(2008年、シリーズ構成・脚本)
・アクセル・ワールド(2012年、シリーズ構成・脚本)
・マギ The labyrinth of magic(2012年、シリーズ構成・脚本)
・黒執事 Book of Circus(2014年、シリーズ構成・脚本)
・トリニティセブン(2014年、シリーズ構成・脚本)
・ワールドトリガー(2014年、シリーズ構成・脚本)
・艦隊これくしょん -艦これ-(2015年、脚本)
・境界のRINNE(2015年、脚本)
・終末のイゼッタ(2016年、シリーズ構成・脚本)
・機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(2016年、脚本)
・ゲゲゲの鬼太郎 第6シリーズ(2018年、脚本)
・とある魔術の禁書目録III(2018年、シリーズ構成・脚本)
うおう。。。
言うまでもなく、強烈なラインナップですね。
つまり、吉野弘幸さんは売れっ子の脚本家ということです。
これだけメジャーかつエンタメな作品を手掛けているということは、『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』も子供から大人まで楽しめる作品になる可能性が高いでしょう。
ただ、YouTubeで公開されている予告編を見る限りですと、墓場鬼太郎のリスペクトを感じさせるホラー的なおどろおどろしい要素も強く出ており、今回は古賀豪監督、吉野弘幸さん両名の新境地を切り開くような作品になることが期待できそうです。
で、『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』を見た後の感想は、やはり、バトル系のアニメに強い脚本だけあって、今回の映画は、目玉おやじ(ゲゲロウさん)のアクションシーンは迫力があってカッコよかったですね。
ゲゲゲの鬼太郎第六期のアクションもかなり凄かったなあ、という記憶があるんですが、これは吉野弘幸さんのテイストなのでしょうか。
また、吉野弘幸さんの脚本を手掛けたストーリーって、若干、大人向けの容赦のないところ(メインキャラだと思われるキャラが壮絶な死を遂げたり)があるのですが、やっぱり、今回の『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』でもそれは存分に発揮されていました。
そういう意味では、『ゲゲゲの鬼太郎』第六期のノリを期待している小さなお子さんはビックリして泣いてしまうかもしれません。
ただ、結構暗く陰惨な部分も直接的には告げず、大人だけに分かるような描写にしているところは、未成年の方に配慮されていると思います。
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』の声優(CV)は?
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』の声優(CV)もまとめました。
水木:木内秀信
龍賀沙代:種﨑敦美
長田時弥:小林由美子
龍賀時貞:白鳥哲
龍賀時磨:飛田展男
龍賀孝三:中井和哉
龍賀乙米:沢海陽子
龍賀克典:山路和弘
龍賀丙江:皆口裕子
長田(龍賀)庚子:釘宮理恵
長田幻治:石田彰
ある謎の少年:古川登志夫
鬼太郎:沢城みゆき
ねこ娘:庄司宇芽香
山田:松風雅也
目玉おやじ:野沢雅子
ゲゲゲの鬼太郎6期の声優(CV(とも比較してみました。
キャラクター | 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 | アニメ6期 |
鬼太郎 | 沢城みゆき | 沢城みゆき |
目玉おやじ | 野沢雅子 | 野沢雅子 |
かつての目玉おやじ | 関俊彦 | 野沢雅子 |
ねこ娘 | 庄司宇芽香 | 庄司宇芽香 |
ねずみ男 (ある謎の少年?) |
古川登志夫 | 古川登志夫 |
やはり、かつての目玉おやじの声優以外は、6期と同じ声優が使われています。
また、ねずみ男に関しては『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』では登場する、とは言われていませんが、おそらくある謎の少年がねずみ男なのではないか、と大人のファンは想像しますよね(笑)
映画の方で、かつての目玉おやじの声を関俊彦さんが演じるのは、目玉おやじというキャラクターに奥行きや年月の経過による変化の幅を持たせるためでしょうか。
しかし、『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』の参加声優陣の豪華なこと、豪華なこと。
せっかくなのでさくっとメインキャラの声優陣も紹介しちゃいましょう♪
鬼太郎の父(かつての目玉おやじ):関俊彦
関俊彦さんの代表作といえば、
忍たま乱太郎(土井先生〈土井半助〉1993年
新機動戦記ガンダムW(デュオ・マックスウェル)1997年
キルラキル(鮮血)2013年
鬼滅の刃(鬼舞辻無惨)2019年〜
るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- (2023)(ナレーション)
などが挙げられます。
ゲゲゲの鬼太郎の作品に関してはこれが初の出演。
鬼舞辻無惨でやたらと凄みのある演技でしたが、今回の目玉の親父では妖怪なのに人間以上に温かみのある役柄に惹かれました。
関俊彦さん、役柄の幅が広すぎです(笑)
水木:木内秀信
水木役を演じる木内秀信さんの代表作は、
DARKER THAN BLACK -黒の契約者-(黒〈ヘイ〉 / 李舜生)2007年 – 2009年
魍魎の匣(関口巽)2008年
ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース(ホル・ホース)2014年
テラフォーマーズ(小町小吉) 2シリーズ 2014年 – 2016年
が挙げられます。
等身大の青年、中年男性から2枚目、ひょうひょうとした不敵な悪漢まで何でも幅広く演じられる声優さんです。
今回は、戦争によって心に深い傷を負って人間に絶望し、出世による保身と人間らしさの間で揺れる複雑な男を見事に演じています。
目玉の親父との掛け合いは、素晴らしいの一言でした。
龍賀沙代:種﨑敦美
アニメ好きなら、もはや知らない人はいないだろう種崎敦美さん。
ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン(エンポリオ・アルニーニョ)2022年 – 2023年
SPY×FAMILY(アーニャ・フォージャー)2022年
葬送のフリーレン(フリーレン)2023年
近年、話題作へ出演しまくり、幼女から少年の声まで、とにかく演技の幅が広い!
そんな種崎敦美さんが、映画オリジナルキャラと思われる龍賀沙代をどう演じるのか、すごく気になります。
と思ったら、またもや、新境地。
ダイでもなく、エンポリオでもアーニャでもない。
フリーレンさまでさえない、龍賀沙代という悲しい運命を背負う美少女そのものでした。
声色を使い分けるだけでなく、キャラクターに本当の意味で命を吹き込み、視聴者にそのキャラを好きにさせることができる、とんでもない声優さんですね。
私は、沙代さんに惚れてしまったすごく感情移入して見てました。
長田時弥:小林由美子
小林由美子さんといえば、クレヨンしんちゃんの2代目しんちゃんの声の人です。
ある謎の少年:古川登志夫
古川登志夫さんといえば、もちろん、ゲゲゲの鬼太郎の第5期、6期でねずみ男を演じていた声優さんです。
なので、ある謎の少年、と言われても、そのキャストが古川登志夫さんならば、その少年の正体は……かなりの高確率でねずみ男なのではないか、と思うのですが……。
鬼太郎に会う前のねずみ男って、どんな少年だったんでしょうか。
私、気になります(千反田える風に)
今回は、ねずみ男も重要な役回りを果たすわけですが、目玉の親父とねずみ男が後々も絡むことを決定的にするようなエピソードはなかったので、そのあたりは続編に期待したいですね!
鬼太郎:沢城みゆき
沢城みゆきさんも6期の鬼太郎からの続投です。
ねこ娘:庄司宇芽香
ねこ娘も、6期からの続投で庄司宇芽香さん。
ちなみに庄司宇芽香さんは、ねこ娘ではありませんが、ゲゲゲの鬼太郎の5期でも、子供、お菊、メイド、少女、従業員の端役として出演していました。
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』では、ねこ娘で続投となりますが、今回のねこ娘のビジュアルはどんなものになるのか、本当に気になるところ。
庄司宇芽香さんを起用する、ということは、6期のねこ娘のビジュアルからはかけ離れずということになるのでしょうか。それとも、ビジュアルを一新して庄司宇芽香さんの新境地を切り開くのか……。
おそらく、今回は目玉のおやじがメインのストーリーだと思うので、それほど出番はないと予想します。
予想はあたって、やっぱり出番は少なめ。
でも、あの可愛らしさ、綺麗さは6期のビジュアルそのままなので健在でした。
そのうち、続編が観たいですね(笑)
目玉おやじ:野沢雅子
目玉おやじも野沢雅子さんで続投です。
野沢雅子さんは実は、アニメ1期、2期の鬼太郎の役もやっていたのはご存じでしたか?
野沢雅子さんはドラゴンボールの孫悟空や孫悟飯、孫悟天の役だけではないんです。
初期の鬼太郎の声を演じていた野沢雅子さんが、とうとう6期で目玉おやじを演じることになったことに時の流れを感じさせるし、野沢雅子さんが子供ではなく親の役を演じているところにも感動があります。
野沢雅子さんが演じるアニメを見て私は育ってきた世代なので、そのことを思うと泣きそうです。
野沢雅子さんは本当に日本の宝だと思うので長生きしてほしいです。もう90歳近いはずなのに本当にスゴイパワーをいつも貰っています…!
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』を劇場に観に行った感想
私自身だけでなく娘もゲゲゲの鬼太郎が小さな頃から大好きで、今も鬼太郎が大好きなので映画が観られるのが本当に嬉しかったです。
今回の『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』は、個人的にはシリーズ最高傑作だと思います。
昭和の閉鎖された村で起こる殺人事件と、それに巻き込まれる水木と目玉おやじ。
横溝正史の『八つ墓村』や『犬神家の一族』、それから大島渚監督の『儀式』など、いろいろな作品を丁寧にリスペクトして作られているのを感じており、懐かしさと同時に、新しさも感じられる素晴らしいアニメ映画に仕上がっていました。
田舎の村の夏。
揺れる稲穂に、ゆらゆらと揺らめく陽炎、そして、悲しい運命を背負う美少女。
凄惨な殺人事件と、謎の怪異。
水木と一緒に、昭和31年にタイムスリップして体験した悲しく恐ろしく楽しい冒険譚に圧倒され、2時間があっと言う間でした。
パンフレットを買いたくなるほど入れ込む作品って、私はあまりないのですが、『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』は私の今年観た映画のベスト3に入る作品になりました。
誤解を恐れずに言えば、原作を超える出来栄え、今だからこそできる水木しげる先生の魂を更に受け継いで、更に一歩先へと進んだ作品になっていると思います。
単なるリメイクやリブートではなく、さらに進化した今を生きる私たちのための『ゲゲゲの鬼太郎』。
Netflixで現在、公開されている『悪魔くん』もそうですが、こういった作品なら、今後もどんどん映画やアニメにしていってほしいです。
クリスマス前に、忘れられない良い思い出ができました(^^)
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